オーロラと結婚式のアイスランド

旅行の楽しみは、色々。食、歴史、風景、祭りなどなど楽しみは人それぞれ。

新婚旅行に、アイスランドへ夫と二人で行きました。単なる観光のみの旅行ではなく、式で着用するドレスを着用し、写真を前撮りする計画でした。時期は7月末〜8月の初旬で、期間はそれぞれ一週間ずつ、合わせて二週間ほどでした。移動手段はもちろん飛行機です。まずアイスランドへ向かったのですが、直通便がないのでフィンランド経由でした。フィンランドまで確か10〜11時間、フィンランドからアイスランドまで3〜4時間程度の長旅でした。

アイスランドで拠点にしたのは、やはり首都のレイキャビークでした。巡った主な観光地は、定番のゴールデンサークルとブルーンラグーンです。現地でツアーに申し込みました。ほとんど英語ができなかったので不便でしたが、現地の方は英語を話せる方がほとんどで、性格も親切な方が多く、こちらが理解するまで辛抱強く説明してくれたので、無事ツアーに参加できました。

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アイスランドは電車がなく、バス、車、ヘリ等での移動になります。バスの路線や行き先も限られているので、免許を持っていない方、英語が苦手な方はツアーの参加がおすすめです。また、前撮り写真のため、日本のエージェントを通し現地のカメラマンと通訳を1日手配しました。現地のメンバーは、とてもフレンドリーで写真の出来も良かったです。食事は想像以上に美味しかったです。特に魚介類は比較的安く、味も格別でした。またパンも素朴ですが美味しかったです。

アイスランドは、本当に自然が美しい国でした。伐採され何もない土地の上を溶岩が覆い、さらに今ではその上に苔が覆っています。道路を走っても木や森すらなく、あるのはひたすら荒涼とした岩、苔で形成された大地と広々とした空、そして寒々とした海です。高原には壮大な滝、透き通った美しい泉などがあり、まさに妖精やドラゴンの住む、ファンタジー映画やゲームの世界のような国でした。

ゴールデンサークルツアーで行ったグトルフォスの滝で、はるか遠く海の水平線と、そこに輝く氷河が見えた時は、その美しさに本当に感動しました。他に印象深かったのは、白夜です。夜10時ごろやっと夕日が沈み、沈んだ後もそのままほの明るい日没の光景は、日本では味わえない、不思議でなんとも美しい光景でした。

アイスランドの面白さは何より、その独特な国土の風景にあると思います。日本の自然も雄大で趣があり、特に美しいですが、アイスランドの自然には、また違った良さがあるように思います。私たちは夏に行ったのでオーロラは見えなかったのですが、それでも十分満足できる素晴らしい景色でした。

ハプニングとして面白かったのは、ロストバゲッジしてしまったことです。結婚の記念写真を取るため、衣装がスーツケースに入っていたので、アイスランドに到着したとき、荷物がないのに気づいた瞬間は顔が青ざめました。おまけに初のロストバゲッジ、また英語も全然できないので、どうすればいいか完全に途方にくれていました。

最終的にはなんとか空港のカスタマーで滞在先のホテルの住所を伝えることができ、翌日には無事、宿泊先のホテルに荷物が届けられ、安堵しました。今思えば良い思い出ですが、もし荷物が見つからなかったら、代わりの衣装もないし、数ヶ月かけて計画した旅行が水の泡になると思うと、どうしよう…と、かなりナーバスになってしまいました。その時は不安のあまりべそをかいてしまい、夫とも喧嘩になりかけたのを今でも覚えています。

アイスランドでは、他のヨーロッパの国に比べややインフォメーションが少なく、やはり英語は基礎的な部分だけでも、できた方がよいです。また、車社会のため免許があると、かなり行動の幅が広がると思います。逆にないと、なかなか自由に動くのは難しいと思います。

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